嵐の松本潤(28)主演で蜷川幸雄氏演出、寺山修司原作の舞台「あゝ、荒野」(10月29日~11月6日=さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場、11月13日~12月2日=東京・青山劇場)の製作発表が7日、都内で行われた。

 「あゝ-」は、66年に発表された長編小説を初めて戯曲化したもの。心に闇を抱える正反対のタイプの2人(新宿新次とバリカン)が、ボクシングを通して友情を育む青春物語。

 松本は蜷川作品に出演するのは、06年「白夜の女騎士(ワルキューレ)」以来2度目。バリカン役の小出恵介とは初共演となる。「小出君とは同い年だけど初めて。切磋琢磨(せっさたくま)しながら演技をしていきたいです」と意気込んだ。また、嵐メンバーが来場するか聞かれると「4人一斉に来ようとしたので、それだけはやめてくれと。客席でワイワイしそうなので」と明かした。

 ほか、小出、黒木華、勝村政信が出席。