嵐の相葉雅紀(29)が19日、都内で行われた日本テレビ系連続ドラマ「三毛猫ホームズの推理」(土曜午後9時、4月14日スタート)の制作会見に出席した。

 血を見ると気絶し、高所も女性も幽霊も苦手という“ヘタレ”刑事を演じる。「人を疑えない、犯人に感謝されてしまうなど欠点だらけ。でもそれが長所でもある。新しいヒーロー像じゃないけど、へなちょこ刑事の奮闘ぶりを見ていただけたら」と役柄への思いを語った。

 嵐のリーダー大野智(31)も同時期にスタートするフジテレビ系連続ドラマ「鍵のかかった部屋」に主演する。くしくも“連ドラ主演対決”となったことに、「ミステリーというジャンルは一緒かも知れないが、キャラクター、路線は全く別の方向を向いている。和気あいとやっていきたい」とすみ分けを強調した。

 原作は、出版から34年、累計発行2600万部の赤川次郎氏の人気小説「三毛猫ホームズ」シリーズ。初の連続ドラマ化に加え、赤川氏同席の会見とあって「ちょっとゲェーが出そう。それくらい緊張しています」とプレッシャーを感じている。ところが収録の様子も見学した赤川氏は「ネコがすごくおとなしいので助かった。嵐のファンなのかも」と気づかっていた。

 主人公の相棒は、天才的な推理力を持って事件を解決していく三毛猫のホームズ。今回のドラマには、その“化身”として登場する謎の人物にマツコ・デラックスが起用された。相葉は「いつ化けるのか。化け猫マツコが楽しみ」。

 一方、収録現場でのネコは聞き分けのいいようで「呼べば来るし、待ってといったら待つ。中に人が入っているよう」と助けられているという。