デヴィ夫人がブログで大津市の中2男子自殺について書いた際、写真を無断掲載され、いじめの加害少年の関係者と誤解したブログ読者から批判を受け、名誉を傷つけられたとして、兵庫県宝塚市の女性スタイリスト(50)が3日、デヴィ夫人に1100万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁伊丹支部に起こした。

 訴状によると、ブログは、いじめの加害者とされる数人の少年の写真とともに、スタイリストが男性と頬を寄せ合った写真を掲載。スタイリストが加害少年の母親であるかのように読み取れる文章を掲載し、読者の誤解を招く内容だった。

 ブログの内容は写真とともにインターネット上で広がり、多くの批判を受け、仕事に支障が出たとしている。

 スタイリストは、ブログに3カ月間、謝罪文を掲載することも求めている。

 デヴィ夫人の代理人は「ブログで女性のことを加害少年の母親だと指摘したこともなく、原告の主張は事実関係と相違がある」とコメントした。