関西の人気ラジオ局エフエムCOCOLOが主催する野外ライブ「靱公園

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 COCOLO~風のハミング~」が15日、大阪市西区の靱公園センターコート特設会場で行われた。昨年同様の悪天候となったが、集まった約7000人の観客が、スターダスト・レビュー(スタレビ)、KAN、馬場俊英、宮沢和史、小田和正ら出演アーティストの演奏に聞き入った。

 大阪では珍しい街中ライブで、テニスコートの中央にステージを設置。観客との距離が近いのが特徴だが、この日はあいにく2度の「ゲリラ豪雨」に見舞われた。それでも、会場を埋め尽くしたレインコート着用の観客は、随所に出演者同士のコラボレーション演奏に聞き入った。KAN、馬場、スタレビのメンバーによる「アコースティックギター8重奏」でスタレビの「めぐり逢えてよかった」を演奏した。

 終盤、小田が「どうもお待たせしました~」と登場すると、観客は総立ちに。客席の間を周りながら、代表曲「ラブストーリーは突然に」を熱唱すると、会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。宮沢とオフコースの名曲「生まれ来る子供たちのために」を歌う頃には、激しい雷雨に襲われたが、逆に会場は一体感を持って和やかな雰囲気に包まれていた。