舞台せりから転落して大けがを負った歌舞伎俳優の市川染五郎(39)が今日17日、都内のホテルで事故後初めて会見する。事故の状況やけがの程度などについて話すことになる。

 染五郎は8月27日、東京・国立劇場で行った舞踊会で舞台せりから転落。右側頭部と右半身の打撲、右手首骨折の大けがを負い、9、10月の新橋演舞場公演、11月の国立劇場公演を降板した。右手首の手術後、9月19日に退院、自宅でリハビリを続けていた。順調な回復ぶりに、父松本幸四郎も11日の会見で「近々いいお話ができるかもしれません。当人がお伝えするのが一番」と話していた。

 仕事復帰は12月に行うNHK大河ドラマ「八重の桜」の収録からとなり、舞台復帰は来年2月を予定している。