米歌手ジャスティン・ビーバー(18)を誘拐し、殺害後に去勢して睾丸(こうがん)を売却しようとした男性2人が、殺人未遂容疑で逮捕された。

 米メディアによると、00年に15歳の少女を強姦(ごうかん)して殺害した容疑で終身刑を受けて服役中のダナ・マーティン服役囚が、刑務所で知り合ったマーク・スタックス容疑者をヒットマンとして雇ってビーバーの殺害を計画。しかし、足にビーバーの顔のタトゥーを入れるほどの熱狂的なファンだったスタックス容疑者が途中で心変わりし、自首したことで事件を未然に防ぐことができたという。

 計画では、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのコンサート会場でビーバーとボディーガードら4人を誘拐し、ペイズリーのネクタイでビーバーの首を絞めて殺した後、植木はさみで去勢し、睾丸を1つ2500ドル(20万円)で売りに出すものだったという。容疑者は逮捕された際に植木ハサミなどの凶器を所持していたといわれている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)