入札のたびに手数料がかかる「ペニーオークション」の手数料詐欺事件で、タレント小森純(27)が15日、自身のブログで同オークションを紹介したことを認め、全面的に謝罪した。

 「今回、2年前のオークション記事に関して、その頃の私達の軽率な行動で、ファンの方を裏切ることになってしまい、本当に申し訳ございませんでした」

 小森は昨年1月7日、自身のブログにて、「ギャルオークションでアロマ加湿器を225円で落札」という内容の記事を掲載しているが、小森の所属事務所もホームページで、記事掲載に至るまでの経緯を説明した。同事務所によると、記事掲載は、事務所が付き合いのあるスタイリストからの依頼で「仕事」として受け、40万円の謝礼をもらっていた。加湿器は落札しておらず、受け取ってもいないという。

 「この度、報道されているオークションサイトについて、弊社所属の小森純のブログにて、紹介する記事を掲載してしまい、いつも小森純を応援してくださっているファンの皆様、各関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。(中略)実際にはオークションに参加した事実はありませんでした。掲載に至った経緯ですが、2010年12月頃、日頃よりお付き合いのあるスタイリストの方から弊社にお願いがあり、弊社の軽率な判断によって、依頼主からきた文章をそのまま掲載する形をとってしまいました。この記事を掲載したのち、このオークションが問題視されていること、また記事掲載において前述の不備があったことを確認したため、約1年前に当該記事を削除しましたが、軽率かつ不適切な記事掲載に至る結果となってしまったことを、深く反省し、お詫び申し上げますと共に、今後このようなことが二度と起こらないように、管理体制の強化に努めてまいります」

 小森は13日に出席したイベントでは、予定されていた囲み取材には出席せず、写真撮影時に取材陣から「ネットオークションなども利用するんですか?」と聞かれたが、無言のままだった。