米カリフォルニア大バークリー校日本研究センターは8日、音楽家の坂本龍一さんに、世界が日本への理解を深めることに貢献したとして「バークリー日本賞」を授与した。国際的な音楽活動に加え、反原発など環境保護に対する取り組みを評価した。

 坂本さんは9日、共同通信に「反原発の活動をする日本人は少ないが、実際には多くの人が反対している。(私たちが)運動を続けることで、みんなの思いや勇気を維持することができると思う」と話した。

 坂本さんは8日、同校での授賞式に出席。音楽の授業をしたほか、9日には環境保護をめぐるシンポジウムに参加し、コンサートも開いた。

 バークリー日本賞は2008年から始まり、作家の村上春樹さんやアニメ映画監督の宮崎駿さんが受賞している。