東山紀之(46)が22日、都内で行われたNHKBSプレミアムの主演時代劇「大岡越前」(30日スタート、土曜午後8時)の会見に出席して「最初は裁かれる方かと思った」と冗談めかしながら出演への思いを語った。

 「大岡越前」は、TBS系で加藤剛が主演し、70年から99年まで放送された人気時代劇。東山は「加藤剛さんの大岡越前で育ったので、イメージが頭の中にある。イメージを大切にしながらやるのがいいのだと思う。先輩のDNAを僕の中に混ぜ込んで、新しい形になって見えてくれたらうれしい」。

 加藤版を何度も見たという東山は「細かいことを、余計なことをせず、その存在と日本語の美しさを大事にしたい」と語った。東山は今後の時代劇についても言及。「時代劇は日本にしかない素晴らしい文化だと思う。それを誰かがやらなければならないのなら僕がやっていきたい。これによって刺激を受けた子供たちが、この世界観を受け継いでくれることは大切だと思う。いつでもオファーが来るように自分をつくっていきたい」と語った。