女優能年玲奈(19)が11日、東京・NHKで行われた連続テレビ小説「あまちゃん」の会見に出席した。会見前には、第13週(24~29日放送分)の試写も行われ、ヒロインアキが上京し、47都道府県の地元アイドルで構成されるグループGMT47のメンバーとして奮闘する姿が描かれていた。人気投票でメンバーを選別するなど、まるでAKB48を思わせる設定だ。

 「音楽は好きでしたが、アイドルは自分には分からず、ももクロさんとか、小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さんの歌手の姿を研究させていただきました。実際にやってみると楽しくて、ドキドキしました。でも、歌って踊るのは難しい。だから面白い」と語った。薬師丸のファンで、カラオケでは「Woman“Wの悲劇”より」を歌っているという。

 視聴率も好調で、10日の放送では、同作としては最高の22・1%(関東地区)を記録し、これまで最高の22・0%を上回った。「楽しみにしているとお声をいただくと本当にうれしくて、もっと頑張って、元気でおばかなアキちゃんを演じられたらいい」と語った。

 ユニーク発言の多い能年だが、この日も相変わらずだった。第13週からナレーションにも挑戦することで「宮本信子さんの後を引き継ぐなんて宮藤官九郎さんてすっごい意地悪と思った」。共演の松田龍平の印象を「最初は怪しくてクールで格好いいと思ったけど、すごく楽しい方」と紹介したが、「誰かに似ていると思ったら、ある日、ピンときて、ラスカルに似ていると思いました」などと語り、会場を笑いに包んだ。