「半沢直樹」が第7話にして、ついに30%の大台に乗った。

 1日に放送された堺雅人(39)主演のTBS系「半沢直樹」(日曜午後9時)の平均視聴率が関東地区で30・0%をマークした(ビデオリサーチ調べ)。

 関西地区では31・2%。関西地区では第6回の32・8%に続く30%超え。瞬間最高視聴率は関東地区が34・5%、関西地区が35・9%だった。

 「半沢-」は初回に19・6%をマーク。以後21・8→22・9→27・6→29・0→29・0%と高視聴率をキープ。そしてついに30%に到達した。今回のハイライトは、半沢直樹(堺雅人)が大和田常務(香川照之)に土下座するシーンだった。

 ドラマは前回放送された第6話から、舞台が東京に移った。主人公で、東京中央銀行の半沢直樹が大阪西支店時代に5億円の不良債権を回収して本店に栄転した1年後から描かれている。半沢は120億円回収を命じられ、物語はよりスケールアップした。

 ◆「半沢直樹」

 直木賞作家、池井戸潤氏の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。型破りな銀行マンが銀行内外の敵と立ち向かう。大阪が舞台の1~5話では、半沢が5億円の不良債権回収に奔走し、支店長らと戦った。東京が舞台になる6話からは、120億円もの損失が出ることが分かった老舗ホテルの経営再建などを任される。10話で終了予定。ドラマ人気もあり、今月7日までに原作(2作)の売り上げは、計150万部を突破した。