俳優内野聖陽(44)が5日、大阪市内で、主演舞台「トゥルー・ウエスト~本物の西部~」の取材会を開いた。

 米ブロードウェーでも公演された名作で、粗野で無学な兄と、成功した堅実な弟との確執を描く。兄を演じる内野は「(兄役は)鼻くそほじったり、ゲップしたり、信じられないほど粗野な男なので、普段からやってみようかと」と言いつつ、取材会の際に用意されていたテーブルに足をのせるパフォーマンス。ただ「ちょっと、ここでは(下品の練習は)無理ですね」と苦笑した。

 公演は、東京・世田谷パブリックシアターで今月29日にスタート(10月13日まで)し、10月17~20日にシアター・ドラマシティ(大阪市北区)や、福岡、広島、名古屋、仙台で行われる。内野は「いつもは旅を楽しむタイプではないので、今回は楽しみたい」といい、大阪公演では「通天閣の下あたり、おじちゃんたちがいっぱいいるような所に行ってみたい」と楽しみにしているそうだ。

 また、7月に読み方を「まさあき」から「せいよう」に変えたことには「とくに何がきっかけというわけでもなく、もともと『せいよう』と読まれることが多かったので、変えました。でも、まだ慣れませんね」と話していた。