2人組音楽ユニット、キマグレンのボーカル・KUREI(33)が11月29日、東京・後楽園ホールでプロボクサーとしてデビューすることが13日、明らかになった。

 プロボクシングのライセンスを取得した人気タレントが公式戦に臨むのは異例。所属先もreasonジムから、自らの仕事場に近いEBISU

 K's

 BOXジムに移籍。日本スーパーウエルター級タイトル戦がメーンとなる「DANGAN」興行で、同じくプロデビュー戦となる窪田晃則(26=SRS)とフェザー級4回戦で対戦する。今日14日にも発表される。

 KUREIは今年5月にプロテストを受験した。C級(4回戦)ライセンスに合格し「プロのリングに上がることも人生でやってみたいことの1つ。自分は実戦向き」とプロデビューに前向きな姿勢を示した。その後もジムワークを続ける中で「何か目標がないと燃えない」と、試合出場に意欲を燃やしてきたという。所属先となるK's

 BOXジムの加山利治会長(41=元日本ウエルター級王者)は「本人の強い希望があった。仕事の合間を縫っての練習ですが、毎日、ジムワークは消化している。うちのジムにとっても初のプロデビュー選手なので、うれしいです」と期待を寄せた。

 過去には片岡鶴太郎、山川豊、ロバート山本博ら有名芸能人がプロテストに合格したが、デビューはしていない。加山会長は「最初で最後の試合だと思って、全面バックアップしていきたい」と話していた。