シンガー・ソングライターの松任谷由実(59)が1日、東京・国立競技場で行われた関東大学ラグビー対抗戦、早大-明大戦後、4万6961人の観客を前にラグビーを題材にした名曲「ノーサイド」を歌った。

 2020年東京五輪に向けた改修工事が来年から始まることから、40年にわたる国立での早明戦はこの日で区切りとなり、ユーミンは最後まで戦い抜いた選手を称えるように、「本日は、伝統に残るこのような催しにお呼びいただいて光栄に思っています。選手の皆さん、ラグビーのOBの皆さんが、必ずくぐってこられた練習の日々へのオマージュを捧げたいと思います」とコメント。夫の松任谷正隆氏によるピアノで「ノーサイド」を歌った。

 ユーミンの歌声に観客が感動に包まれる中、選手たちも声を合わせた。早大垣永主将は感極まって涙。その姿が電光掲示板に大写しになり、さらなる感動を呼んだ。