ビートルズの中心メンバーだったジョン・レノンさん(当時40)がニューヨークで射殺されて33年となった8日、現場近くの記念広場にファンら100人以上が集まり、花を手向けたり、ビートルズのヒット曲を歌ったりして追悼した。

 セントラルパークにある広場「ストロベリー・フィールズ」では雪が降る中「アクロス・ザ・ユニバース」などの名曲が次々と演奏され、ファンらが白い息を吐きながら声を合わせて熱唱した。

 代表曲「IMAGINE(イマジン)」の文字があしらわれたモザイク模様の上には、花束やメッセージが並び、イチゴが平和の象徴のピースマーク形に置かれていた。

 留学生の藤浪佑佳子さん(28)は「何十年たってもこうして人が集まるなんてすごい」と感銘を受けた様子。花束を持参したソフィー・ストーンさん(13)は「『みんな仲良くやろうよ』という彼のメッセージは今も大切だと思う」と話した。