来年1月5日にスタートするNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜午後8時)の初回試写会が10日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の岡田准一(33)と父親役を演じる柴田恭兵(62)、官兵衛の幼少期を演じる若山耀人(きらと=10)が出席した。

 60分の拡大放送される初回は岡田の登場シーンは少ないが、「前半では殿として、1人の男として、核となる人間性や命を大切にする思いが築かれていくので大事に描いていきたいと思います」とあいさつ。

 2、3話では元服直後の16歳を演じる。「初々しさを出さなくてはと考えながら演じました。大丈夫かなって不安はあります」と苦笑したが、「歴史好きな人も楽しめますし、歴史が得意じゃない人も、高齢の方も若い方も楽しめるテンポで進むので、ぜひ1度見ていただけたらと思います」とアピールした。

 88年「武田信玄」以来の大河出演となる柴田は「岡田官兵衛はとてもかっこよく、パワー、ワクワク感ある大河が始まった。1話で若山くんがヒットを打って、岡田くんがホームランを打ってくれると思ってます」と期待を込めた。