宇崎竜童(67)が音楽監督を務める舞踏劇「FLAMENCO曽根崎心中」(4月2~6日、東京・新国立劇場中劇場)の公開稽古が20日、都内で行われた。

 「作詞阿木燿子、作曲宇崎」の夫妻コンビで支えた山口百恵さんの長男三浦祐太朗(29)が主役徳兵衛の歌を担当する。

 宇崎は「CDを聴いていい声だなと思ったら、たまたま百恵さんの息子さんだった。しっとりとした情念の世界が声に出ている」と絶賛。阿木が三浦のライブに足を運んで最終的に決めた。三浦は「選んでいただいて光栄です。身の引き締まる思いです」と恐縮していた。母の百恵さんからは「良かったね」というメールが絵文字付きで届いたという。

 徳兵衛をフラメンコで踊る佐藤浩希(41)とは、稽古の最中でも細かい打ち合わせを重ねて本番に備えていた。