歌手宇多田ヒカル(31)がパーソナリティーを務めるインターFM「KUMA

 POWER

 HOUR

 with

 Utada

 Hikaru」が18日、最終回を迎えた。

 宇多田は冒頭、「決してインターFMさんに『この野郎、何回も番組を飛ばしやがって』と怒られてクビになったわけではなく、丸1年がたってそろそろおいとましようかと思った次第です」と説明した。

 「今日は大好きな曲をかけていきます」と宣言し、途中には、96年に発表され、母で歌手の故・藤圭子さんとのデュエット曲「ゴールデン・エラ」(藤圭子

 with

 CubicU)を選曲。「最後に父も手伝っていて、確か父と母の共作だったと思います。こっ恥ずかしいのですが…。でもこうして家族としての作品が残っているのはすばらしいことですね」と感慨深げに話した。

 最後には、「少しでも聞いてくださったみなさまに感謝の気持ちを伝えたいです。やれてよかったです。本当にありがとうございました」と話しつつ、日本のラジオについて「今後ラジオが放送後に一定期間聴けるとか、ポッドキャストにして曲もかけられるとか、ポジティブな変化が進んでいくといいな。ラジオと現代の生活スタイルとか、他のメディアを結びつける何かがあるといい」と提言した。

 同番組は昨年4月に開始し、毎月第3火曜午後10時に放送された。同8月には、藤さんが亡くなり放送を延期し、10月に番組を再開。今年1月は体調不良で休演、2月にはイタリア人一般男性(23)との再婚について報告していた。