落語家桂文枝(70)が4月30日、大阪・天満天神繁昌亭で「第82回創作落語の会」に出演した。

 トリに登場して新作落語「屋上の使い途(みち)」を披露した。創作落語300作を目指し、4月から毎月のネタ下ろしに挑戦中で、今作は235作目となった。

 新作では、不況に悩む紳士服店の主人と家具店の主人が登場。紳士服店の主人は、自社ビルの屋上を再利用してもうけようと考え、社員と試行錯誤するという筋書きだ。

 枕では、先日のオバマ大統領来日にも触れた。安倍晋三総理が夕食会をセッティングした有名すし店「すきやばし次郎」について「いっぺん食べてみたい」と熱望。「安倍さんは18貫、オバマさんは14貫食べたらしいです。ダメな物(苦手なネタ)はあらかじめ言うとくそうです。安倍さんは中トロは遠慮したという。中とロ。中国とロシア…。忘れて下さい」と鋭い“外交ジョーク”で笑いを誘った。