女優能年玲奈(20)が、NHK「あまちゃん」の演技を評価され、放送文化の発展に貢献した人や作品などに贈られる橋田賞の新人賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に出席した。

 橋田寿賀子さん(89)から「あなたでなければ評判にならなかった。素人さがいい」と言われた能年は「橋田寿賀子さんは朝ドラの大先輩。殿上の脚本家。お会いするのが恐れ多かったですが、おほめいただいて大変うれしい」。さらに「これがスタートラインだと思って頑張ります。ちゃっかり、しっかり、いただきます。じぇじぇじぇ」とあいさつ。置き時計と100万円を受け取った。

 作品としても「あまちゃん」が同賞を受賞し、新人賞の前に表彰された。橋田さんから「全部見ていない」と言われた能年は「ぜひ橋田さんに全編見ていただけるように今日は身を引き締めて頑張りたい」と語っていた。

 他に綾野剛(32)がTBS系「空飛ぶ広報室」の演技を評価され、同じく新人賞受賞。伊東四朗(76)は長年にわたり、テレビ界に貢献したとして特別賞を受賞。また、昨年放送されたテレビ朝日系「オリンピックの身代金」も受賞。主演の竹野内豊も出席した。