ロック歌手内田裕也(74)が、覚せい剤取締法違反で逮捕されたASKA容疑者(56)に苦言を呈しながらも、復帰を願った。21日、東京・品川で行われた「パチスロ鉄拳3rd」のイベントに出席。裕也節をさく裂させた。

 ASKAについて「麻薬は絶対だめ。なにまではいい、とは言わないけど、あれは常習犯」と叱責(しっせき)。だが「更生して。まだ時間はあるから」と願った。

 自身も77年に起訴猶予処分となったが、大麻取締法違反など逮捕歴がある。「(拘置され)中に入ると(感覚が)研ぎ澄まされるから、神が与えたチャンスだと思って頑張ってほしい」とエール。また「有罪が確定したら、きちっと務めて、早く帰ってきて、いい曲を。アーティストは曲しかないんだから」と復帰を望んだ。

 ブラックジョークも忘れなかった。「彼も還暦近い、せっかく才能ある人間」として「やるならもっと若い時にやれ」。また逮捕された人の商品が販売自粛となることにも難色。「半分以上の芸能人は捕まってるんだから」と冗舌だった。

 AKB48の指原莉乃(21)とデュエットした29年ぶりの新曲「シェキナベイべー」を6月11日に発売する。総選挙を控える指原については「1位になってほしい」。だが「俺も都知事選に出て4位だった。だから4位以内に入ってほしい」と下方修正していた。

 同イベントにはタレントのユリコ・タイガー(20)も出席した。