アイドルグループ乙女新党が5日、東京・六本木ブルーシアターで3度目のワンマンライブ「卒業

 そして始まりのうた」を開き、葵わかな(16)と荒川ちか(14)が卒業した。

 この日はデビュー曲「もうそう★こうかんにっき」など、アンコールを含めて14曲を披露。葵は「やる前はこれは終わりだ、これで終わっちゃったらどうするのかな、という思いがあったが、やり終えた今とてもスッキリした。メンバー同士、お互いの背中を押せるライブになった」と胸を張った。

 荒川も「過去2回のワンマンライブよりも緊張したが、ステージではそんな心配もなくこんなライブにしたかった、という理想が全部かなった」と完全燃焼したことを明言した。

 そして今後について、葵と荒川は決意を語った。

 葵

 乙女新党をやっていなかったらファンの皆さんと触れ合う機会がなかったとおもいます。葵わかなとして、乙女新党の経験を生かせるような女優になりたいです。初心を忘れず頑張っていきたいです。

 荒川

 卒業の実感がわかないので、次のダンスレッスンいつだっけ?

 とかメンバーに電話しそう。忘れられない濃い1年半でした。声優、カメラマン、ライター、公務員などやりたいことがたくさんあるんですけど、人生の半分は女優でやっているので女優でやっていきたい。

 12年12月6日の結成以来、葵と荒川、高橋優里花(16)田尻あやめ(16)の4人で「わたしたちが日本を元気にします!

 …できる範囲で。」という乙女ニフェストを掲げて活動してきた。その集大成として、6月25日にファーストアルバム「乙女新党第一幕~始まりのうた~」をリリース。葵と荒川は、それをもって、女優業に活動の軸を移す。2人にサプライズで卒業の手紙を読んだ田尻は、「私の手紙で感動してくれてうれしかった。手紙ってこんなに思いが伝わるんだと思ってジーンとした」と喜びとさびしさをにじませた。

 そして、アンコールのステージ上で、新規追加メンバーとして長谷川愛里(12)其原有沙(12)相原まり(14)緒方真優(14)がサプライズでお披露目され、6人で再スタートを切ることになった。新メンバー4人は、それぞれ思いを語った。

 相原

 1日でも早く認めてもらえるよう頑張ります。

 緒方

 ずっとアイドルになりたかった。オーディションに応募してから1カ月ちょっとでここに立っていて自分でも驚いています。

 其原

 今まで本格的に歌やダンスをやったことがないのですが、夢や元気を届けられるように頑張ります。

 長谷川

 乙女新党のメンバーになるのが夢でした。(先輩のステージをみて)キラキラしていて涙がでました。

 新生・乙女新党は8月2、3日に東京・台場や青海周辺で行われるイベント「TOKYO

 IDOL

 FESTIVAL

 2014」で初ステージを踏む予定。田尻は「対バンで、トリを取れるアイドルになりたい。目標は武道館です」と決意を語った。