声優で歌手の水樹奈々(34)が3日、横浜スタジアムで全国ツアー「LIVE

 FLIGHT

 2014」最終公演を開催した。

 この日は、全長5.5メートル、幅6メートルの真っ赤なプロペラ機「SUPERNAL077号」に乗って、センターバックスクリーン方向から登場し、約50メートルをフライトしながら1曲目「VIRGIN

 CODE」を歌って球場に着陸した。

 さらに16曲目の「Vitalization」の際には、シルク・ドゥ・ソレイユらが使う米国製のワイヤ装置を使い、球場上空15メートルを前後、左右に飛び回る「3Dフライト」を披露。その姿は、夜空を舞うピーターパンのようだった。水樹は「メチャメチャ飛んじゃいました。気持ち良かった。見上げていいのか?

 というポジションも会ったかと思います。ゴメンナサイ。でも、魔法少女って、こんな気持ちなのね」と興奮気味に語った。

 逆に、ファンを興奮させたのが水樹史上屈指とも言える、赤いラメ入りで大きく胸元が開いたセクシーな衣装だった。12曲目「GUILTY」など大人の雰囲気漂う楽曲を歌った後「(『GUILTY』が出来て)小悪魔的な振り付けを、とお願いしたら、衣装チームもこのように布を少なめに…」と照れた。

 次の瞬間、場内のビジョンに映す映像を撮影するカメラが、大きく開いた水樹の胸元に迫った。「コラ、寄っちゃダメだよ!!

 油断できない…ダメです!!」と水樹が左手で胸元を押さえると、客席のテンションは一気に上がり「もう1回」コールが…。水樹が「おかしいでしょ!!」と言うと、今度はカメラがミニスカの太ももからお尻の部分に迫った。水樹は「恥ずかしい。どこから寄ってくるか、分からない。でも着納めだと思うと恥ずかしい。しっかり目に焼き付けてやって下さい」とアピールした。

 MCの中で、TOKYO

 MX、毎日放送、BS11などで10月から放送が始まる新アニメ「クロスアンジュ

 天使と竜の輪舞」で主人公アンジェを演じ、そのオープニング主題歌として、10月15日に30枚目のシングルをリリースすると発表した。水樹の新シングルのリリースは、昨年7月31日リリースの「Vitalization」以来、約1年ぶり。「30枚目のシングル発売、決定しました!!

 とってもうれしいです。久しぶりのシングル…メチャ気合入ってます。節目の30枚目…スペシャルなものになると信じています」と喜んだ。

 さらに来年1月17、18日に、さいたまスーパーアリーナで初のアコースティックライブを開催することも発表した。「あんな大きなところでアコースティックをやるチャレンジングな企画です。冬に聴きたい曲を、アレンジからいっぱい詰めて楽しいことをしたいです」と笑顔で語った。

 ダブルアンコールがかかり、再登場した水樹は「私としては、もっとみんなの近くに行きたいわけですよ。上空に浮かんでいる、魔法のアイテムを使ってもいいですか?

 せっかく外国から持ってきたのに…1回じゃもったいないじゃない」と言い、再び米国製のワイヤ装置を装着。「3Dフライト」しながら27曲目「アオイイロ」を熱唱した。水樹は「皆さん、最高に幸せです。楽しい時間を、これからもいっぱい作っていこうね。みんな、大好きだよ、バイバイ!!」と言い、ステージを後にした。