作曲家三枝成彰氏(72)が団長を務める六本木男声合唱団倶楽部が主催するミュージカル「WAIST

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 STORY」の制作発表が17日、都内で行われた。

 ニューヨークの介護施設で、ギャング団元メンバーらが歌合戦で抗争をする物語。同倶楽部メンバーの大企業社長、弁護士、国会議員ら社会的な地位を誇る約130人の素人俳優らで上演する。

 平均年齢62歳の男たちは昨年12月に稽古をスタート。当初は週1ペースだったが、今年9月からは週3になり、節々の痛み、筋肉痛、足のけいれんなどに耐えながら、先月末から週末は12時間も猛練習を繰り返してきた。平均89センチだったウエストが、猛稽古のおかげで平均3~4センチ減少したという。

 三枝氏は「トータルで1000時間以上も稽古をしてきた。経費は1億円。これをチケット代金でペイする。高すぎるのをおわびします」と笑わせた。

 鳩山由紀夫元首相(67)は女性大統領役で男性とのキスシーンもある。エステ通いを初めて、最高のレディーを目指しているという。「本番をこうご期待です」。

 東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで1月14、15日に3公演を行い、6000人の動員を予定している。

 BS朝日では、同ミュージカル本番に向けて奮闘するメンバーを追った番組を1月中旬に1時間、2月上旬に2時間放送する。