作家の中村うさぎ(56)の情報番組「5時に夢中!」(TOKYO

 MX)降板宣言について、中村と親交のある美容・形成外科・皮膚科「タカナシクリニック」の高梨真教院長が5日にブログでコメント。中村をやんわりたしなめた。

 「5時に夢中!」を降板することを公言した中村は4日、高梨院長と共同運営しているブログを更新。同番組のプロデューサーから、ともに水曜レギュラーを務める女優の美保純(54)について、「美保さんがうさぎさんに『ポルノ女優のくせに』と言われて傷ついてるので、フォローしてください」と言われたことを明かしたうえで、「私、彼女にそんな事言った覚えはないのよ」と主張。プロデューサーにも同じように伝えるも「でも、うさぎさんは薬で頭が混乱して人格も変わってたから」と返されたと語り、「いくら頭が混乱してても、人間はまったく思った事もない言葉を発することはできないはずだと思うけど、他人はそうは思ってくれないみたい」と嘆いていた。

 高梨院長は翌5日にブログで、「美保純さんとプロデューサーとの問題は、お互いに多大なる誤解があって、そうなってる可能性が高いんじゃないの?」と中村に呼びかける。そして、「うさぎさんが普段セックスワーカーや、ゲイとかに差別してないのは、番組外でも付き合いのある人なんだから、十二分に分かっているはずだよね」として、中村としては悪意なく発した「ポルノ女優」という言葉でも美保には「地雷ワード」だったのではないかと臆測した。

 さらに高梨院長は、中村の「いくら頭が混乱してても、人間はまったく思った事もない言葉を発することはできないはず」という主張に対しても反論。中村が13年8月から原因不明の手の震えや嘔吐(おうと)などから入退院をくりかえしていることについて、「入院中や退院直後は、うさぎさんのブログ原稿とかも意味不明だったことはあるから、自分の意識下にない時は、思ってない事を言う事すらあるのかもしれない」「麻酔導入剤のドルミカム使用の時なんて、ほんと訳わかんない事言ってるもの」と指摘した。

 そして、「相互の誤解の残っているまま、プロデューサーや美保さんとの関係が消滅してしまうのは、残念だと思う」と自身の見解を示す。降板するにしても、もう1度お互いに誤解がないか話し合う必要があるんじゃないかと述べた。