福山雅治(46)が15日、宮城セキスイハイムスーパーアリーナで、全国ツアー千秋楽公演を行い、今夏に過去最大規模のスタジアムライブを開催することを発表した。

 アンコールで、「来月3月で、デビュー25周年になります!

 あなたに育てていただいて、25年でございます」とファンに感謝した。その上で「そのお礼と言ってはなんですけど、今年25周年、恩返しさせてもらっていいですか?

 宇宙初の大発表させてもらってもいいですか?」と問い掛けた。「キャアアア!」と黄色い大歓声があがる中、ステージ上の巨大モニターで、ライブ日程が発表された。

 今年8月1、2日は、自身初の大阪・ヤンマースタジアム長居。同8、9日にには、初の日産スタジアムライブを開催する。4日間で24万人を動員予定で、「史上最大規模のスタジアムツアーです。デビューから25年間。感謝の気持ちを多くの方に、ライブで、ライブで、お返しできればと思っています」と宣言。ファン8000人から大歓声を浴びた。さらに、同29日、30日には、地元長崎・稲佐山公園で6年ぶり3度目のコンサートを行うことも発表した。

 この日は、デビュー曲「追憶の雨の中」や「家族になろうよ」などを披露した。アンコールの「桜坂」では、福島・花見山公園や、宮城・白石川堤一目千本桜など、東北各地の自然風景が映された巨大モニターをバックに歌った。クライマックスでは、バンドメンバーと一緒に「東北魂!

 東北魂!」と何度も万歳し、あいさつした。

 「3年3カ月ぶりに東北に帰ってくることができました。(震災で当初の予定より開催が遅れた)前回は、エンターテインメントや音楽にできることをあらためて教えていただきました。『僕の音楽が少しでも東北のお役に立てるのであれば、4日間やりたい』とお願いして、今回実現することができました。ありがとうござました」

 大きな拍手を浴びて、ライブを締めくくった。