ボリス・ストルガツキー氏(ロシアのSF作家、映画「ストーカー」の原作者)がロシア通信などによると19日、心不全のためサンクトペテルブルクの病院で死去、79歳。

 33年旧ソ連レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。1991年に死去した兄のアルカジー・ストルガツキー氏と合作で50年代からSF小説を発表、ソ連SF界の草分け的存在となったが、異星人と人類の接触を通して現代社会を批判する作風はソ連当局の弾圧を受けた。70年代に作られた「路傍のピクニック」はアンドレイ・タルコフスキー監督の映画「ストーカー」の原作となった。