人気アニメ映画3年ぶりの劇場版長編「ONE

 PIECE

 FILM

 Z」(長峯達也監督)が15日、初日を迎え1日で動員60万人、興行収入(興収)7億5000万円を突破した。前売り券は興収48億円を記録した09年の「STRONG

 WORLD」から160%増の65万枚を突破しており、土日2日間で動員100万人、興収13億円突破が確実。興収73億3000万円の「BRAVE

 HEARTS

 海猿」を超え、2012年邦画NO・1になる可能性が高まった。

 3年間、劇場版の長編を待ち望んだ「ワンピース」ファンが、全国の劇場に殺到した。シネコンが広がり予約、入れ替え制の劇場が主流の昨今では異例の行列が、全国各劇場でできた。15日午後7時時点までの上映回のチケットが、全国の映画館で完売したという。09年の「STRONG

 WORLD」の188館の1・5倍強の300館に公開規模を拡大したが、それでも全国で満席が続いた。

 東映60年の歴史を大きく塗り替えた。配給収入から興収に切り替わった00年以降、東映の持つ初日の興収最高記録は前作「STRONG

 WORLD」の5億5300万円だったが軽々上回り、同作の2日間の興収10億3800万円突破も確実。05年の「男たちの大和

 YAMATO」が記録した、同社の興収記録51億1000万円超えは完全に射程内に入った。