東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙)が選出する「第56回ブルーリボン賞」授賞式が11日、東京・霞が関のイイノホールで行われ、高良健吾(26)が主演男優賞の受賞に喜びを語った。「最初、聞いたときはビックリしましたけど、うれしかったです」。

 映画「横道世之介」では、長崎から上京するお人よしの青年を演じた。

 「もっとできるって思ってしまうのですが、現場でグーッと向かってやっていたことは、2度とできないと思います。その時、その時の感じでこれからもやっていきたいです」

 「横道世之介」は作品賞も獲得し、沖田修一監督も登壇した。過去にもタッグを組む沖田監督は、高良の魅力について「次やるとき恥ずかしいので(言わない)。いいよ、いいよと言いながら、また次をやりたい」と話すなど、同じタッグでの次回作を期待させた。