映画「瀬戸内海賊物語」(大森研一監督)の公開初日舞台あいさつが31日、都内で行われた。内藤剛志は29日に59歳の誕生日を迎えたばかり。船の形をした誕生日ケーキと、似顔絵を贈られ、23日に39歳になった大森監督とともに祝福されていた。

 内藤はこの日、家族が誕生パーティーを開いてくれる予定だが、自分は舞台あいさつ後も仕事のため欠席するという。「(家族は)ステーキを食べに行ってますよ。僕はこれからスタジオに行きます。だから、ここが僕の誕生日です」。娘役で主演の柴田杏花(14)にケーキを食べさせてもらうと、実の親子のように楽しそうな表情を浮かべた。

 撮影は2年前に行われた。劇中ではやんちゃでボーイッシュな少女を演じた柴田は、2年の歳月を経てすっかり大人びた雰囲気になっていた。「主演をやらせていただくのが初めてで、緊張して不安もあったけど、大森監督やスタッフ、共演者のみなさんに支えてもらって、のびのびと演じられました」。大人顔負けのしっかりしたあいさつで、内藤も「すごいあいさつだね」と感心していた。ロケ期間中は柴田と同室だった葵わかな(15)は「当時は私が中学2年で、杏花ちゃんが中1。お互い変わったなという印象ですね」と話していた。

 ほか中村玉緒(74)が登壇した。