アニメ映画「ハピネスチャージプリキュア!

 人形の国のバレリーナ」(今千秋監督)公開記念舞台あいさつが13日、東京・渋谷TOEI2で行われた。

 10周年を迎えたシリーズ初の4日連続、計10回の舞台あいさつは、この日が最終日。中島愛(キュアラブリー=愛乃めぐみ)潘めぐみ(キュアプリンセス=白雪ひめ)北川里奈(キュアハニー=大森ゆうこ)の3声優が登壇したステージには、歴代プリキュアの人形37体が集められ、潘は感極まって涙した。

 歴代プリキュアの人形を見ながら、3人は思い出のプリキュアを振り返った。

 中島

 初代「ふたりはプリキュア」(04年)が思い出深いです。(主人公)なぎさちゃん(声・本名陽子)ほのかちゃん(声・ゆかな)同じ、中2の冬にテレビで放送が始まりました。同い年の2人が活躍している…自分のことを投影しながら見ていました。なぎさちゃんとほのかちゃんがケンカした放送回に、お互いが必要で、大事で、という部分を美しく描いていたのを見て、それこそプリキュアだと思いました。

 潘

 「ハピネスチャージプリキュア!」テレビシリーズの長峯達也監督が担当した「ハートキャッチプリキュア!」(10年)の、キュアマリン(声・水沢史絵)を(同じ青い色のプリキュアの)先輩としてリスペクトしています。歴代のブルー(のプリキュア)は、知的、冷静なのが多かったけれど、マリンから元気いっぱいの破天荒な感じになった。“長峯ブルー”かな、と感じてます。

 北川

 「スマイルプリキュア!」(12年)です。キュアピース(声・金元寿子)が、じゃんけんするのが斬新だと思いました。プラスアルファの楽しみあった。(前シリーズの13年)「ドキドキ!

 プリキュア」は、「ハピネスチャージプリキュア!」の出演が決まっていて、見ていました。キュアソード(声・宮本佳那子)が誰かのために歌うシーン、一緒に涙しました。ハニーが「しあわせごはん愛のうた」を劇中で歌うことになった時、ソードとのつながりを感じました。

 3人はプリキュアの歴史をかみしめ、壇上で目を潤ませた。