昨年いっぱいでレギュラー番組を降板し、表舞台から遠ざかっていたタレント若槻千夏(23)が2日、今年に入って初めて公の場に姿を見せた。都内で行われたハドソンのゲームソフト「桃太郎電鉄」の20周年発表会に出席。CMで共演する陣内智則(34)と会見し「久々で緊張しますが、私は大丈夫。半分は古着の買い付け、半分は旅という、思うままの生活を送ってました」と近況を報告した。

 若槻は昨年大みそかのNHK紅白歌合戦にゲスト出演した後、公式ブログを閉鎖。最後に更新したメッセージで「今いるこの場所は大好きな場所です。けど離れることを決めたので」と芸能活動の休業を発表した。その後は夢だったという古着の買い付けでロサンゼルスに1カ月ほど滞在。関係者によると、3カ月間でタイなど4カ国を回ったという。

 会見で「海外で恋人は見つかりましたか?」と聞かれると「スーツケースを安く売ってくれるタイ人」と冗談交じりに国際交流の一端を披露。2月26日付で公式ホームページ「24」を新たに立ち上げ、サイト上で古着の販売を開始したことには「バイヤーになるって発表するとハードルが上がっちゃうんで、ひっそりとやります」と話した。

 今後も芸能界とは距離を置き、古着の商売に取り組むという。陣内から「世界を旅する中田ヒデ(英寿氏)さんの女性版や」と言われると「また出国します。今度は中南米に」と明かした。所属事務所によると、渡航期間は10日前後。「桃鉄」関連の仕事があるため長期滞在は難しいが、テレビ出演などの予定はないという。