俳優高嶋政伸(41)と女優美元(ミヲン=28)が16日、東京・帝国ホテルでそろって会見し、結婚を発表した。昨年ドラマで共演したのをきっかけに知り合ったが、高嶋は交際から6日でプロポーズ。短時間で結婚を決意した理由を「美元を逃すと幸せは訪れない気がして」と明かした。8月31日に同ホテルで挙式・披露宴を行うが、その前後に婚姻届を提出予定。美元は仕事を続ける。

 「こちらが結婚します美元です」。律義な性格からか、高嶋は妻となる女性を紹介してから席についた。昨年10月に収録したドラマで初共演。高嶋は美元が真剣にセリフを覚える姿を見て「胸キュン、という感じで。すてきだなと感じました」。

 その後数回デートしたが、高嶋が交際を申し込んだのは3月2日。プロポーズはその6日後だった。「このタイミングを逃すとだめだと思って」と、電話で結婚を申し込んだ。一方、美元は電話が鳴った瞬間、確信したという。「プロポーズされると分かっていました。どうやったら録音できるかなと思いました」。

 高嶋が交際を決意したのは2月末。女優工藤夕貴(37)の自宅をそろって訪問し、帰り際に美元の母の墓参りをした。「心のきずなが生まれたというか、美元と一緒にいるのかな、いたいなと思いました」(高嶋)「分身と思うくらい大切なものが一緒。家族になる気がしました」(美元)。そろって交際前から結婚を確信していたようだ。

 2人が高嶋の家族にあいさつしたのはプロポーズから2日後と、やはり速攻だった。母寿美花代(76)は「安心して死ねるわ」と大喜び。スイス人の父を持つ女優シルビア・グラブ(33)を妻に持つ兄高嶋政宏(42)は「高嶋家はインターナショナルになっていく」と興奮したという。

 年齢差はあるが、すっかり美元ペースだ。高嶋のネクタイは美元が好きなピンク色。新婚旅行先は美元が「香港」とつぶやくと、高嶋は「決めてません。あ、香港です。香港」と前言撤回。同居はまだだが、高嶋がほとんど料理を作り、美元に弁当を持たせることもある。

 高嶋は「今日は夢を見ているみたい」。2人そろって右手親指を立てて「イェーイ!」と父高島忠夫譲りのポーズを決めたが「イェーイ!を飛び越えて、ダブルピースです」と両手を突き上げ、Vサインで喜びを表した。