4人ロックバンド、ラルク

 アン

 シエルが、現在行われているツアー終了後、結成20周年の11年までライブ活動を行わないことが19日、分かった。シングル発売などの可能性は残すが、6月8日のツアー最終公演後、メンバーはソロ活動に専念する。

 ラルクが、バンドの真骨頂というべきライブ活動を、3年後の11年まで休止する。11年はラルクの結成20周年の記念年で、ライブを再始動することが既に決定。海外での創作活動など、かつて何度か具体的活動のなかった時期はあるが、3年間、バンドがステージから消えるのは過去最長となる。

 現在、ラルクはアジアとパリ、日本を回るツアー「L’7~Trans

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 PARIS」の真っ最中。24日の香港公演後、5月31日から東京ドームで3公演、6月7日から京セラドーム大阪で2公演を行う。ツアー後、各自がソロ活動に入る予定で、ボーカルhydeはギタリストK.A.Z.とユニット「VAMPS」を結成し、7月にシングルを発売。同ユニットでツアーを行うことも決まっている。

 関係者によると「バンドとしてのライブは、11年までありません。各自の活動に入りますが、バンドとしてシングルを発表する可能性はあります」としている。サザンオールスターズが無期限活動休止を発表した直後だけに、ファンからはバンド活動休止を危惧(きぐ)する声もありそうだが、ラルクの関係者のブログには「バンド活動を緩やかにしつつも、並行して各メンバーが自由な活動に踏み込んでいくという話」と書き込まれている。活動の休止や停止ではなく、バンドのスピードを緩める「徐行」になるという。