俳優加藤雅也(45)が17日、都内で、初舞台となる「友情」(9月3日初日、東京・銀座博品館劇場)の制作発表を行い、「昔から教師を演じたかったから、この舞台に挑戦したいと思った」と意欲を語った。白血病の少女とクラスメートの友情を描き、加藤は初めてという教師を演じる。「学生時代に教育実習も行い、家庭教師や塾の講師もやっていたから」として、役づくりも「違和感なく、自然体」と説明した。当時の生徒には「今でも先生と呼ばれています」とうれしそうだ。

 会見では、薬の副作用で髪が抜ける少女を演じる小林郁未(16)の頭髪をバリカンで刈る断髪式も行った。小林が涙を流すひと幕もあったが、加藤は「決意が感じられる。女性にはちょっと重みがありましたね」と思いやり、「そういう役がきたら僕もやりますよ」と語った。