米ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズの17年ぶりの新アルバム「チャイニーズ・デモクラシー」の初回出荷枚数が全世界で400万枚となり、今年最多になることが20日、分かった。22日に世界同時発売。全米では初回出荷枚数200万枚で、早くも今年NO・1売り上げの見込みだという。

 同バンドは毎年のように復活がうわさされていたが、ようやく制作期間14年、総制作費14億円も掛けた新作が完成した。アメリカでは、今年初頭に飲料会社ドクターペッパー社が「ガンズが年内に新作を出したら、全米国民にドクターペッパーをおごる」と大風呂敷を広げ、今回「仕方がない。おごります」と約束を実行するはめになった。

 アルバム発売日の22日以降、ド社のHPにアクセスして登録するとクーポン券が発行され、それをプリントアウトして商店に持ち込むと、ドクターペッパーと交換できるという。アメリカの人口は約3億人。全員が1本80セント(約76円)の同商品と交換すると、概算で228億円に達する。

 また、収録曲の「IF

 THE

 WORLD」は、レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウの主演映画「ワールド・オブ・ライズ」(12月20日公開、リドリー・スコット監督)のエンディング曲に決定した。発売前から話題は十分で、発売週の結果が注目される。