テレビ朝日系で7日に中継された「WBC

 日本対韓国」戦の平均視聴率が関東地区で37・8%、関西地区で40・1%を記録したことが9日、ビデオリサーチから発表された。瞬間最高は関東地区が4回裏に松坂大輔投手が韓国打線を抑えた午後9時前の46・3%。関西地区が試合終了時の49・7%だった。

 ライバル韓国にコールド勝ちし、第2ラウンド進出を決めた侍ジャパンの注目度はうなぎ上りだ。今年の最高視聴率となった5日の日本対中国戦の28・2%(関東地区)を大きく上回る37・8%。昨年の年間視聴率ランキングでも、北京五輪開会式を上回り、NHK紅白歌合戦の42・1%に次ぐ2位となる堂々たる数字だ。大会は今回で第2回。連覇への期待も加わり、WBCが国民にはっきり認知された形だ。

 放送したテレビ朝日は「サムライジャパンが韓国相手に熱戦を繰り広げ、選手の想いが伝わる1つ1つのプレーに多くの視聴者の共感を得た結果だと思います」と分析。1週間の週平均視聴率でも、全日帯9・6%、ゴールデン帯17・3%、プライム帯17・4%をマークし、開局50年で初めて週間の3冠を獲得した。「WBCの効果は明白です」(広報担当)。これを記念し、9日は社員食堂を無料開放、社内売店でもおにぎり、弁当を無料サービスするなど社を挙げて祝福ムードにわいた。

 米国が舞台となる第2ラウンドはTBSが放送。同局関係者は「特集も考えています。もちろん連覇してほしい。歴史的瞬間を放送できることは喜びです」と期待を寄せた。

 [2009年3月10日8時14分

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