女優藤原紀香(37)との離婚が秒読みとされるタレント陣内智則(35)が19日午前、日本テレビ「ラジかるッ」に生出演。レギュラー出演する日刊スポーツ松本久記者(43)から生放送中に取材を受けたが、結果的に苦しい弁明となった。

 この日付の1面で「離婚へ」と報じた日刊スポーツ記者の「生番組公開取材」を陣内は堂々と受け止めた。プライバシーの話題とあって司会の中山秀征(41)らスタッフは出演前に離婚報道に触れることを確認。了承した陣内は笑顔を絶やさずに反論した。しかし、結果的にはいくつかの“墓穴”を掘り、離婚を既定路線とする紀香サイドとの温度差もはっきりした。

 まず、赤十字の広報特使としてケニアへ向かった紀香と「連絡が取れない。離婚報道を知っているかどうか分からない」というもの。連絡を取ろうと思えば本人でなくても同行スタッフとは可能なはずだ。紀香の事務所関係者は連絡を取っている。それもかなわないほど「連絡不通」な状態だと示した。

 別居していることは認めた。修復に向けた前向きなものだと強調したかったようだが、2人の印鑑を押した離婚届は紀香サイドの手にある。しかも、提出は秒読み段階だという。「話し合っている状態」というが、結論はすでに出ていることが明白。「何を知っとんのじゃ!」の突っ込みがむなしく響いた。

 「明日の日刊スポーツ(の見出し)は『離婚じゃなかった』として」と、陣内は最後に訴えた。実はほぼ同じ時間帯に紀香の母親が取材に応じ、離婚の方向性をはっきり認めている。この日夜、陣内は「悪いのはすべてボクです」「今後については2人で相談したい」などと書いた文書をあらためて発表した。だが、母親の言葉が紀香の本音だとするならば、修復どころか前向きな話し合いすら難しい状況だ。【松本久】

 [2009年3月20日9時2分

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