お笑いタレント柳原可奈子(23)が15日に初エッセー「柳原可奈子の気になっちゃう感じですか?」(幻冬舎)を出版、作家デビューする。柳原は鋭い観察眼で、女子高生やショップ店員の生態を妄想で膨らましてブレーク。同書はエッセーとともに数々のキャラクターを紹介、自ら演じる大御所スタイリスト北条マキと柳原自身の、1人2役の対談など「柳原ワールド」いっぱいの1冊だ。

 柳原は「趣味が人間観察。プライベートで友達と遊びに行っても、ケータイにメモっちゃいます。行きつけの美容室もネタ元になってます」という。そこから、また新キャラクターを立ち上げる構想もある。エコバッグを2、3個、それも有名ブランド物を持つおしゃれエコの「エコ女」。ケータイのない24枚撮りフィルムの時代のなごりで、写真を撮られるときに気合を入れて顔のそばに物を持っていく「森高イズム女」などのアイデアが同書で明かされている。

 大御所スタイリスト北条マキとの対談は、登場人物がアシスタント、友人、仲のいいタレントのタモちゃん、鶴ちゃん、小百合ちゃんなどの人脈も広がっている。「小説?

 私にはコントの3分間が一番合っている。でも、コントで女性作家のネタやって、その人に書いてもらえば」と、新たな可能性を広げそうだ。

 [2009年5月14日6時48分

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