人間国宝の上方落語家桂米朝(83)に軽い脳幹梗塞(こうそく)が見つかったと30日、所属事務所が明らかにした。体調不良で27日に入院し、約1カ月の入院が必要との診断を受けた。出演予定だった来月1日の姫路落語会から、同30日の大阪松竹座での桂春蝶襲名披露公演まで6公演を休演する。

 米朝は27日、兵庫県尼崎市の自宅でろれつが回らなくなり、足がふらつくなどしたため関係者に連れられ入院。現在は意識もはっきりしており会話もできるという。今年3月にも軽い脳梗塞が見つかり約1カ月入院。今回は別の個所に梗塞が見つかった。所属事務所は「当分の間治療に専念。9月以降の仕事も医師との相談で決めたい」としている。

 [2009年7月31日6時45分

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