警視庁の調べによると、夫の高相祐一容疑者(41)の供述などから、酒井法子容疑者(38)が覚せい剤に深くのめり込んでいた疑いが強まってきた。

 調べに対し、高相容疑者は入手経路について「外国人から買った」と供述。酒井容疑者は「夫にもらったものを使った。昨年夏以降、数回使用した」と供述したという。使用方法についてはこの日までに「夫と一緒に『あぶり』をやった」と話していた。

 ところが酒井容疑者と高相容疑者は半年前から別居状態だった。都内の自宅や千葉県内の別荘などでたまに会う程度だったという。高相容疑者は調べに対し、会うたびに酒井容疑者の態度や外見に異変を感じたという趣旨の供述をしていることが分かった。

 激やせぶりや、以前には感じなかったテンションの高さに覚せい剤を使用する自分の症状と似ていると感じたなどと話しているという。

 警視庁によると、酒井容疑者の自宅で押収した覚せい剤吸引用とみられるストローは42本に及んでいることが分かった。使用済みのものも多数含まれていた。これまでの調べで、ストローに付いた唾液(だえき)のDNA鑑定が酒井容疑者と一致したことが分かっている。同庁では、高相容疑者の供述と併せ、同容疑者が覚せい剤を単独で常用していた可能性もあるとみて詳しく調べる。

 [2009年8月11日9時18分

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