合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)が「錠剤は違法なものと知っていて飲んだ」と供述し、これまでの否認から一転して容疑を認めていることが21日、警視庁への取材で分かった。

 押尾容疑者はこれまでの調べで、東京・六本木ヒルズのマンションで薬物を飲んだことは認めていたが「違法とは知らなかった」などと供述し、容疑を否認していた。

 事件は2日、東京都港区の六本木ヒルズのマンションの一室で、東京・銀座の高級クラブ勤務の女性(31)が死亡しているのが見つかり、警視庁が一緒にいた押尾容疑者の尿を検査した結果、合成麻薬の陽性反応が検出された。女性からも薬物反応が検出されており、警視庁は死因と薬物との関係を調べている。押尾容疑者は24日に拘置期限を迎える。

 [2009年8月22日9時45分

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