劇症型心筋炎で8月9日に緊急入院し、9月3日に退院した俳優山本陽一(40)が7日、都内で会見した。風邪のウイルスにより心臓が肥大する病気で、一時は意識不明になるなど危険な状態だったという。「集中治療室に5日間。目が覚めた時は生きていてよかったと思った」という。

 生死の境をさまよう中で、8月12日に亡くなった山城新伍さんの夢を見たことも明かした。「なんでこんなところにいるんだ。だからお前はいつまでも三流、四流なんだって、蹴飛ばされました」。山城さんとは1度共演したことがあり「亡くなったニュースを見て、助けてくださったのかなあって。あれがなければ向こうに行っていたかも」と感謝した。しばらく自宅療養し、今月末のラジオで仕事復帰。「心臓の機能は7割程度戻っている。これからまた俳優として頑張ります」と意欲を見せた。

 [2009年9月8日8時19分

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