Jリーグ鹿島アントラーズの元日本代表MFでサッカー解説者の本田泰人氏(40)と、夫人でモデルの高岡由美子(34)が5日、離婚したことが明らかになった。2人はバラエティー番組に“恐妻家&鬼嫁”としてそろって出演するなどしていたが、本田氏が高岡に押し切られる形で夫婦生活にピリオドを打った。

 現役時代は鹿島の守備的MF、主将として活躍した本田氏だが家庭生活は守れなかった。2人は00年11月に結婚。今月26日には9周年の結婚記念日を迎える予定だったが、5日に離婚届を提出した。

 本田氏は06年の引退後は、解説者、サッカー教室の指導者として活躍。交際当時、高岡は本田氏が日本を代表するJリーガーと知らなかった。Jリーガーの肩書でなく、人柄にほれ込んでくれた高岡に本田氏もぞっこんになった。現役最高時は年俸1億円の収入があったことから、都心の高級マンションに住み、クレジットカードの家族カードを与えたところ、約300万円もの請求書が来ることもあったという。

 最近では2人でバラエティー番組に出演していた。「現役時代は茨城住まいをいやがって別居」「浪費がすごいのでカードを止めたら激怒した」「何年間もセックスレス」などのエピソードで恐妻家と鬼嫁として話題を呼んでいた。だが、テレビでおもしろおかしく語る裏で、実生活には破たんが迫っていた。

 2人に近い関係者によると、昨年から自宅マンションから閉め出された本田氏は、友人宅を泊まり歩く生活を強いられた。荷物を取りに自宅に戻った際には、本田氏の荷物が整理されて段ボールに詰め込まれていたという。今年1月に離婚の話し合いを持ち、その際は7歳の1人娘のためにと元のさやに収まったという。

 しかし、今年に入ってから“恐妻家&鬼嫁”ネタがブレークしたことで、高岡がタレント活動に自信を持ち始めたことから、本田氏に再び離婚を迫っていた。9月中ごろに、高岡の母親を交えて話し合い。高岡が「意志は固い」と離婚届にサインを求め、5日の提出となった。本田氏は日刊スポーツの取材に「娘のために別れたくなかった」と話した。

 [2009年11月6日10時34分

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