解散が明らかになった4人ヒップホップグループGReeeeNの来年の活動計画が白紙であることが5日、分かった。この日、同グループの所属事務所と所属レコード会社は、「このような事実はなく、大変困惑しております」と解散自体を否定した。しかし、一般的にレコード会社は、来年の予算や売り上げ目標を立てるため、この時期までに所属する各アーティストの来年のCD発売計画を綿密に立てる。だが、複数の関係者によるとGReeeeNに関しては、来年の作品発売予定がまったくない状態だ。メジャーデビューした07年から2年間で11枚のシングルと3枚のオリジナルアルバムを発売したが、一気にリリースがなくなることになる。

 この日午前、メンバーは個々のブログで解散を否定するコメントをつづっていたが、昼前後にはコメントは削除され、事務所とレコード会社の公式文書に変更されていた。同グループは現役歯科大生で結成され、今年までに3人のメンバーが国家試験に合格し歯科医になっている。医師になったメンバーは、周囲から歯科医の道だけに絞るように勧められているという。

 また、来年に国家試験に挑むメンバーも、関係者には学業に集中したい意向をほのめかしている。音楽を続けたいメンバーもいるが、来年以降、全員がそろって音楽活動を続けるのは現実的に困難な状況だ。25日発売のベスト盤をもって、GReeeeNの作品はピリオドを打つことになる。

 [2009年11月6日9時6分

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