V6が韓国、台湾を回る7年ぶりのアジアツアーを開始した。皮切りの韓国公演は14、15日の2日間、ソウルのオリンピックホールで開催。豪快なパフォーマンスや最新鋭技術を投入した演出で、初の韓国公演を成功させた。

 オープニングでは3D映像でメンバーを紹介。観客全員に専用メガネが配布された。井ノ原快彦(33)は「初めての韓国公演だし、何か珍しいものをと思ってやりました」。メンバーが手を差し伸べる映像に、悲鳴を上げながら手を伸ばすファンが続出した。

 圧巻はデビュー曲「MUSIC

 FOR

 THE

 PEOPLE」。約2メートルの高さから全員でバック宙を決めた。「日本だと当たり前に思われるけど、韓国では新鮮に受け止めてもらえるのでは」(岡田准一)と2年ぶりに大技を解禁。ジャニーズでも、メンバー全員バック宙ができるグループはV6だけ。デビューから来年で15年。変わらないキレのあるパフォーマンスを披露した。

 韓国公演は2日間で計1万2000人を動員。8割以上が地元ファンで占められたが、長野博(37)は「みんな礼儀正しいけど、熱いね」と感激。盛り上がりから森田剛(30)や三宅健(30)を筆頭に全員が何度もステージを降りて、ファンとハイタッチ。岡田はファンが差し出したタオルで汗をふき、進んでファンとの距離を埋めた。

 アンコールは想定外の3回。予想以上の盛り上がりに井ノ原は「みんな盛り上げてくれるからすごくやりやすかった」。坂本昌行(38)は「またここでお会いしましょう」と笑顔で再訪を誓った。【近藤由美子】

 [2009年11月16日6時42分

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