女優菅野美穂(32)が日本テレビ系「曲げられない女」(来年1月スタート、水曜午後10時)に主演することが29日、分かった。連ドラ主演は、今年1月期の同局「キイナ」以来。脚本は「女王の教室」などの遊川和彦氏(54)。

 菅野が演じるのは他人と妥協をせず、わが道を貫く荻原早紀、32歳。弁護士を目指す法律事務所の事務員(通称パラリーガル)だ。だが、自分を曲げずに論文で失敗して司法試験に9回落ち、次がラストチャンス。大学の後輩の恋人坂本正登(塚本高史)は、先に弁護士となり結婚を望んでいるが踏み切れない。そんな早紀の前に現れたのが警視庁キャリアの藍田光輝(谷原章介)。遊び人の藍田は、早紀に「顔とセックスしか取りえがない」と指摘され、逆に恋心を抱く。

 菅野は「空気を読むとか引くことがスマートだとされる中、信念を持って意志を貫くというのは、閉塞(へいそく)感のある今、必要なことなのかも。人生をコツコツ積み重ねる真っすぐな生き方がすてきだと思います。私とは対極の性格かも(笑い)。演じながら、新しい価値観が芽生えれば」と話している。

 また、妊娠4カ月であることを発表した女優永作博美(39)が早紀の高校時代の同級生役でレギュラー出演。大平太プロデューサーは「キャスティング後に、妊娠がわかった時には、大変驚きました。体のことを考え悩みましたが、永作さんのドラマに対する熱意を受け止めて、最大限の配慮をして一緒にドラマを作っていきたい」と話した。

 [2009年11月30日11時26分

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