タレント真鍋かをり(28)が所属事務所アヴィラに契約解除を申し入れていることが8日、分かった。関係者によると、すでに弁護士を通じて話し合いを進めているという。真鍋は「今後は信頼できるパートナーと仕事をしたい」と語っているとされ、前所属事務所の不祥事などが要因のようだ。

 関係者によると、真鍋が所属するアヴィラは、昨年まで所属していた事務所「アバンギャルド」(現・市エステートコーポレーション)の社長がそのまま実質的なトップとして運営の実権を握っているとされる。同社長は、架空経費を計上し、06年から3年間に約3億4500万円を脱税したとして、8月に法人税法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。関係者によると、真鍋にも余波が及び、東京国税局による事情聴取や自宅の家宅捜索を受けたという。耐え難い苦痛だったようだ。

 そのため、真鍋は心機一転、新しい環境で仕事をしたいとの気持ちが強くなったようだ。今後も芸能活動を続ける意向だが、移籍先などは白紙の状態。アヴィラはこの日までに取材に応じなかった。

 [2009年12月9日6時48分

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