4月にバレリーナを引退、女優へ転身した草刈民代(44)が、演出家蜷川幸雄氏(74)が手掛ける舞台「ヘンリー六世」(来年3月11日開幕、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場)に出演することが13日、分かった。

 同作品はシェークスピア最初の戯曲。イングランドの王座をかけた激動の50年間を描く3部作を、6時間かけて上演する。草刈はのちのエドワード四世の王妃になるエリザベス・グレイ夫人を演じる。草刈はバレリーナを引退後、9月に舞台「宮城野」に出演し、96年の映画「Shal

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 ダンス?」以来13年ぶりに女優復帰。蜷川氏の作品には初出演になる。

 草刈は「芝居をやろうと思ったときから、蜷川さんの舞台に出演させていただきたいと思っていました。こんなに早く実現するとは」。蜷川氏は「けいこ場に顔を出してくれた時、一目ぼれのような状態で口説きました。美しく、背筋が凜(りん)と伸びていてエリザベス王妃の役にピッタリと思った」と話している。

 [2009年12月14日7時43分

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