落語家林家こん平(66)が21日、東京・池袋演芸場で、5年7カ月ぶりに定席に出演した。こん平は04年8月に多発性硬化症で倒れてから高座を休み、療養に専念。好きな卓球クラブのイベントに登場したり、林家三平一門会であいさつを行ったりしたが、定席は04年5月の鈴本演芸場、浅草演芸ホール以来となる。今回は弟子の林家うん平が池袋演芸場でトリを取ることになり「師匠に定席の高座に上がらせたい」と熱望。席亭や落語協会も後押して実現した。

 うん平の高座の後、めくりに「こん平」の名前が現れると満員の客席から大きな拍手が起こり、かつて愛用した着物姿で登場したこん平は「大勢の方に来てもらってうれしいね。本当にありがとう」。さらに「あれもやっちゃおうかな。1、2、3、チャラ~ン」と叫び、最後は手ぬぐいをまいて、定席復活を祝った。楽屋に戻ったこん平は「やっぱり寄席はいいね」と満足そうだった。25日まで出演する。

 [2009年12月22日8時54分

 紙面から]ソーシャルブックマーク